去年の夏休みくらいのときに書いたインターンシップ参加記を今更公開する。
※この記事は2018年を生きた私が脳死で書いた記事です。
インターンシップに行ったときの気持ちがそのまま表れた文に
なってるので、あえてほとんど手直しせず公開したいと思います。よろしくね。
---------------------↓ここからは過去の私↓---------------------------
この記事を、これからインターンシップに行くすべての人・インターンシップでお世話になった学生さんたちと、私を受け入れてくれた企業の皆様に、僭越ながらも捧げたいと思います。
おこがましいにも程があるな。でかい顔に見えたら土下座するんで許してほしいです。
インターンシップ終わったよ
インターンシップ終わった!!!
夏休みに入ってから早速海外でのインターンシップに2週間行ってきて、帰ってきたと思ったら翌日また東京で1週間・・・って感じの暮らしをしていました。
正直どの夏休みよりも濃かった気がする。びっくりする。カルピスの原液を贅沢にも半分入れたみたいな濃さ(わかりづらい)。
全てのインターンシップを終えたので、開放感に満ち溢れながらブログを書いていきたいと思います。感情に身を任せた雑多で長い文だがご容赦願いたいです。
Blueship Vietnam Co., Ltd インターンシップ編
一社目はここ。本社は渋谷にある「株式会社Blueship」さん。
主にシステムの保守・運用を専門としているベンチャー企業で、海外や沖縄にも子会社を持っているすごい会社。その関係で、社員さんも海外に強い方ばかり。もちろん技術力もやばかった。Blueshipには私の先生がたくさんいた。インターンシップ期間中は本当にお世話になりました。
今回私がお邪魔したのは「Blueship Vietnam Co., Ltd」。ベトナムにある子会社に2週間インターンしてきました。
はじめての海外でベトナムに行くとは思わなかったけど、すっごくいいところですっごく優しい人でいっぱいだった。本当にお世話になりました。
ベトナムのインターンシップでなにしたの?
「Blueship Vietnam Co., Ltd」は、株式会社Blueshipのシステムの開発を支えているところです。今回は私も会社の開発に混ぜてもらい、実際の業務に関わりながら様々なことを教えてもらいました。社会人になった後のイメージがここでかなり形成されたと思う。
(本当は「こんな言語つかったよ」とかも言いたいんですけど、都合上割愛させていただきます。でも、使った言語やフレームワークなどなど、とても勉強になりました。)
2週間の間で、予め決められたタスクを優先度順にどんどんこなしていく「スクラム」という開発手法を体験しました。この開発手法のよくできてるなと思った部分は、「優先度順にこなしていく」「2週間後に絶対にリリースする」という点です。
優先度順にこなしていくことで、顧客の必要とする最低限の機能が必ず備わっているので、短期間でのリリースが可能です。さらに、顧客とのコミュニケーションで、大きな仕様変更や要望などにも柔軟に対応できたりもします。
2週間でかならずリリースするので、「これの実装は現実的に厳しい!」などの先の見通しを立てられるのも利点だなと個人的に思いました。
ICTとか授業とかでも、開発はすこ~~~~~~~~しだけ経験しているけれど、ここまで開発手法をがっちりと決めてやったことは無いので、とても新鮮でした。
初めて開発手法をがっちり決めて開発をしたけれど、こっちのほうが断然に効率がいいなと思いました。タスクの優先度まで明確化されてるし、「2週間でできるだけのことをやるぞ!」っていうタイムアタック的な楽しさもあり、開発のしやすさが段違いでした。
ベトナムのインターンシップ、やっぱり外国語で話したの?
うん。ベトナム人の社員とは英語で話しました。
英語のできなさが全人類で一番と名高い私にとって、英語を使った会話は厳しいものがありました。私が今ここに生きているのはGoogle翻訳のおかげだと言っても過言ではない。
日報(毎日書かないといけない日記的なやつ)も毎日英語で書いていました。おかげで単語の引き出しが少し増えたように思います。
あそこまで英語漬けになったのは初めてで、こうでもしないと英語の勉強をしないのだろうなと思うと、かなり良い経験になったんじゃないかと思います。
実際、ベトナムに行く前と行った後で、英語への苦手意識はだいぶ薄くなったと思います。英語苦手な人こそ、海外に行くべきなのかなとか考えたり、考えなかったり。
そもそも、何で海外に??
・今のうちに海外の企業の雰囲気を知っておかないと、後がないと思った
・海外の企業と日本の企業って本当に違うの?ってのを見たかった
・スクラム開発ってなんかすごそう
この3つが主な理由です。
実際行ってみて本当によかったなと思います。海外の企業と日本の企業ではそこまで差がないこと。世界にはもっと優秀なエンジニアがたくさんいること。きっちりとした開発手法にのっとることで、作業のペースが段違いに上がること。ベトナムと日本じゃ文化も生活も全く違うこと。いろんなことを知ることができたと思います。
いろんなことを知った中でも、一番印象に残ったこと
ある日、業務終了後に社長さんとこんな話をしました。
社長「ベトナムで働いてる人の初任給って、日本円でいくら位だと思う?」
難しい質問だなと思いました。そもそも、日本とベトナムじゃ物価が大違いで、日本だと100円なのにベトナムではたった5円とかだったりするし。これは例え話だけど。
う~~~~んって考えて、「日本の初任給は大体20万前後だし、ここだと15万とかじゃないですかね」って答えたと思う。いうて日本の半分以上はもらってるだろうって。
認識が甘かった。甘々だった。
社長「ベトナムで働いてる人は、日本円だと月給2万しかもらってないんだよ」
ショックはでかかったなあ。下手すると日本の人よりも優秀な人はたくさんいる。なのにベトナムに生まれて、そこで就職したってだけで、給料に雲泥の差が出てきている。
格差問題って言葉、耳にはしていたけどまさかこんなにひどいものだとは思わなかった。初めて実感して、衝撃を受けたのは今でも鮮明に覚えている。
私は格差を身をもって知ってしまったから、きっとこの先「自分の価値はどれくらいなんだろう」って考え続けるんだと思う。きっとそれが一番いいのだろうし、だからこそ、ここでショックを受けて本当に良かったなと思う。
思い切ってベトナムに行ったが、距離や日数以上の経験をつめたと思う。
改めて、私を受け入れてくれたBlueshipの皆さんにこの場を借りてお礼を申し上げたい。貴重な経験をさせてくれて、本当にありがとうございました。
ベトナムの観光もしたの?
しました。まずはHa Noiでベトナム料理をたっぷり堪能しました。週末は社員さんと一緒にSa Paというところに行ってきました。めちゃくちゃ気持ちよかった~~~~~~!!!!!!ベトナム本当に最高。まじでオススメする。料理うまいし場所は栄えてるししかも人も優しい。本当におすすめします。大好きですベトナム。
以下、Instagramでの実況です。
5人分のドリンクと(写ってないけど)3つの大皿料理でお値段なんと#1800円#ベトナムすごい
海外インターン中に食べたり観たりしたものたちダイジェスト☺️Very Very Funでした#digest#Vietnam #Taiwan
すっごくいいところでしょ?みんなも一緒に行こうよベトナム。物価が馬鹿みたいに安い。すっごくすっごく楽しいし料理も美味しいよ。行こうよベトナム。まじで行こう。本当に楽しいから。後悔させないから。
ベトナムインターンシップの3行まとめ
・会社の人めちゃくちゃ優しい。ほとんどの人と仲良くなれて本当によかった。また来ます!!!!!
・会社でごりごり開発できてよかった
・スクラムってすげ~~~~~~!!!!私でも成果物を出せる!!!!
ベトナムインターンシップ、めちゃくちゃ楽しかったです!!また行きたい。次にベトナムに行くときは、英語が少しでもうまくなっていたらいいな。この記事では英語書いてないけどね(´・ω・`) 流石に英語を考える余裕はなかった。
ヤフーインターンシップ編
ベトナムで2週間過ごしたあと、すぐにヤフーのインターンシップがやってきました。休むひまの無さ。我ながらこの日程はアホだなって思う。
言わずとしれた大企業。昔はヤフーの検索エンジンをよく使っていたし、今でも乗換案内やカーナビを使わせてもらっている。
今回私はWebアプリケーション部門に参加した。
詳しい内容は言えないが、ここでも業務に密接にかかわらせてもらえた。本当に本当にありがたいし、働くイメージができたのがとても良かった。
ヤフーインターンシップでなにしたの?
上でも言ったが、他のインターン生と一緒に、実際の業務に近い内容を進めていった。競合調査して、企画して、開発して・・・みたいなことをしていました。
私はエンジニアとしてインターンに来ていました。なので今回は主にフロントエンドの方の開発を行っていきました。あとは、インターンで作ったものの成果発表会でプレゼンターをしたりとか。
ヤフーのインターンシップは、社員さんから聞いたところかなり倍率が高かったらしく、実際に回りにいた猛者たちは本当に本当に強くて、正直かなり萎縮していた。「なんで私は受かったんだろうか????」という気持ちでいっぱいでした。
それでも、ここで受かったのもなにかの縁。社員さんやインターン生からたくさん吸収しようって望んだインターンシップでは、想像よりもたっっっくさんのことを学べた。
ヤフーインターンシップでのチームがよさあった
今回は私含めたこの4人で開発していました。
・私・・・エンジニア
・Kさん・・・エンジニア
・Hさん・・・エンジニア
・Mさん・・・デザイナー
みんな私よりも年上で、すっごく頼もしかったです。5日間ずっと頼りっぱなしだった。エンジニアの2人には、技術面でもツールの利用面でも本当に頼りになったし、実装にむけての相談にも優しく根気強く答えてくれた。本当にありがたいし、これがエンジニア力なんだなと2人をみて思った。
Kさんは私の隣の席で、弱音ばっか吐いている私を励ましてくれたりとか、技術の面で助けてくれたりとかしてくれた。ずっと喋ってばっかでうるさかったかもなのに、優しくしてくれて本当にありがたい。チームの雰囲気を柔らかくしたのはきっと彼なのだろうなと思うなどしました。
Hさんはリーダー的な存在だった。チームのことをよく見てて、積極的にコミュニケーションをとってくれたり、進捗の確認とか、共有事項とかをまとめてくれたり、とにかく頼もしいリーダーだったと思います。技術面でもGit関連でも本当に助かりました。彼からはたくさんの知識やリーダースキルを学べました。彼のもとで開発できてよかったと思いました。
チームで唯一のデザイナーであるMさん。初日にサービスのことをいろいろ調べて、開発の方向性を大まかに立てた後、次の日にはめちゃくちゃ良いデザインを仕上げてくれた凄腕デザイナー。最初に彼女のデザインを見たときからずっとファン。彼女からUI/UXのことをもっともっと詳しく学びたい、本には書かれてない彼女のセンスからたくさんの気づきを得たいと思いました。
このメンバーで最初から最後まで仲良く開発できたの本当に良かった。仲間に入れてくれて本当にありがとうございます。
ただみんなちょっと社畜気味だった。どのチームよりもハードワークだったと思う。気をつけていきたいと思う・・・・・
ヤフーのインターンシップで学んだこと
技術・デザインのことはすごく学べた気がする。何を学んだかは詳しくは話せないけど。お恥ずかしながらも、初めて使った技術やライブラリ、言語などたくさんのことをインターンシップで学べたと思う。普段から開発したりデザインしている人たちに囲まれていたおかげで、自分がどれだけ「言うだけ人間」だったかを痛感しました。
口じゃなくて手を動かさないと手に職はつかない。周りのつよつよエンジニア・デザイナーを見てひどく心に刺さりました。
今回はインターン生だけでなく、社員さん(メンター)とも深い関わりを持てたのがよかった。いろいろな話をして、いろいろな相談をして、その度に「こんなものもあるんです」とか「こういうふうにするといいよ!」とか、的確なアドバイスをくれたりもしてくれた。社員さんの持つ知識を、少しは吸収できてるといいな。
後は、サビ残をする人たちの気持ちが凄くわかった。どうしてもキリが悪いときはサビ残したくなる。しようとする度に社員さんにたしなめられていたな。ハードワーカーすぎるぞ。反省します。
後は、複数人数でのチーム開発のやり方。今回は意識はしていないけれど、ほとんどスクラム開発に近い形だったと思う。ベトナムのインターンで学んだことを早速活かせられたんじゃないかなと思う。チーム内の会話も活発で、「こんなふうにチームを動かすといいんだな」って、チームマネジメントの参考にもなった。
何で選考に通ったんだ??って実際に聞いた
面接してくれた人と、私のメンターさんに聞きました。正直一番気になってたことだった。
自分で言うのもアレだけど、正直今回のインターンで一番技術力が低いエンジニアだったと思う。だから正直何で受かったのか自分でもわかっていなかった。インターンですごくがっかりされるんじゃないかとも。
そしたら、まずメンターさんがこんなことを言ってくれた。
「しゅりさんの場合だと、技術面よりもこのインターンでやっていけるだけの吸収力、学ぶ意欲があるかどうかをみていた。しゅりさんは自分の欠点をわかっていて、かつそれをどうしたら解決できるかを論理的に説明できてた。だから、ここでもやっていけるなと感じた。」
次に、面接官さんがこんなことを。
「技術面は正直ここに入ってからでもどうにでもなる。大事なのは伸びしろがあるかだと思っている。素直な人ほど伸びしろが大きいけれど、しゅりさんはすごく素直でピュアだった。だからきっと大丈夫だと思った」
なんか。なんか本当に、嬉しかった。
私もこのインターンにきてよかったんだって改めて感じたし、そう言ってくれる誰かがいることが本当に嬉しかった。どうせ受からないと諦めずに、勇気出して応募してよかった。
私を連れてきてくれて本当にありがとうございます。
プレゼンターもやったってよ
プレゼンター、2年ぶりに大人数に対してやった。すっごく緊張した!!!!!!
5日間で開発もして、プレゼンもして・・・・っていう感じだったので、時間がたりね~~~~~~!!!!!って思いながらがむしゃらに作業した。
チームメンバーがすっごくいいものを作ってくれたから、それに少しでも貢献しないといけないって思ってプレゼンターを立候補した。結果、チームメンバーや他のインターン生、社員の皆さんにもお褒めの言葉をいただいて、「やってよかった」って感じた!
でもだからこそ、プレゼン中のトラブルとかは本当に悔しかったです。まだまだ力が足りないなあと思いました。
ヤフーインターンシップの3行まとめ
・チームメンバー、メンターさんと仲良くなれて本当に本当によかった。また会いたい!!!!絶対!!!!!
・数年かかってもいいから、今回出会った人みたいになりたい
・とりあえず、まずは興味あるフロントのことをもっと勉強したい
インターンシップ総まとめ
・1社でも十分いい経験はできる
・2社以上行くのおすすめ
・海外インターンシップ、本当におすすめする(日本では絶対経験できないことができる)
・分野が違う会社にいくと、普段使わない言語も使えたりするから新たな発見になる
・興味のある会社に行くのが一番いい
・選考があるなら、思い切って選考に出したほうがいい(ダメ元でもね)
・社員さんやインターンシップ生と仲良くなるともっと楽しい
・普段からちゃんと興味のある分野の勉強をしような
わお!もうすぐで6700文字だ!
次に記事を書くのはアドベントカレンダーのときかな。
ではまた。
-------------------↑ここまで過去の私↑------------------------
過去の私意識高そうで草しか生えません。
まあでもこの記事が「インターンシップってなにやるんだろう?」とか思ってる人の助けに慣れれば幸いです。雰囲気だけでも伝わっててほしいなあ。
ちなみに今年もICTアドベントカレンダーやってるんでTwitterでお友達がブログ記事あげてたら見てくれよな。珠玉の記事たちが勢揃いよ。
珠玉の記事たちの中に滑り込むように私の駄文も近々投稿しようと思っているので、見かけたらよろしくおねがいします。
ではまた近々。